Steam Deckで非Steamゲーム(エロゲ)を遊ぶ
要約
今更ながら、(Steam Machineではなく)Steam Deckを買いました。
もちろん、昨今の物価高騰による価格改定後、ですw
日本語環境を整えて、ノベルゲー・エロゲも遊ぶよ!
Steam Deck
ゲーム配信プラットフォームSteamの開発・運営元であるValveが、Arch Linuxをベースに開発したSteam OSを搭載したゲーミングマシン、ですね。
以前、「Steamではエロゲをしません。」と宣言しましたが、Steam Deckでは問答無用でエロゲを遊びます。Steamで買うとパッチを当てたり面倒だけど、パッケージ版(またはDL版)を入れれば、問題ありませんからね。
あとは、Linuxマシンとして、どこまで使えるか探ります。(そのうち)
作業環境
- Steam Deck 1TB OLED
- Docking Station
- PHILIPS 241E1D
- PFU HHKB Professional 2 英語配列 無刻印 墨
- logicool ERGO M575
- logicool Gamepad F710
- CHORD Mojo + ELECOM DH-AMB12
- beyerdynamic DT 1770 PRO + オヤイデ電気 HPSC-X35
なお、最初はUGREENのUSBハブ(スイッチャー)を使おうと思ったけど相性が悪かったため、HHKB Professional 2のUSBハブにM575とF710のレシーバーをぶっ刺しています。世代的に(USB2.0だから)速度が気になるところですが、問題なく使えているので良しとします。

アプリケーションのインストール及び日本語入力
最低限のセットアップとして、Google Chrome、Fcitx(読み方は"ファイティクス"ですよ!)&Mozcをインストールします。(以下、デスクトップモードでの話です。)
Google ChromeもDiscoverアプリにあるようなので、そちらを使います。

続いて、FcitxとMozcをインストールしますが、こちらもDiscoverでインストールできます。(コマンドで処理できず、依存関係も自分で解決する必要があるっぽい?)


Fcitxの設定を開き、IMにMozcを追加します。

KDE Plasma上のWaylandにおいて、Fcitx(などの入力メソッド、IM)は KWinにより起動される必要があるとのこと。これを実現するため、システム設定から仮想キーボードでFcitx 5を選択します。

また、ここがハマりポイントなのですが、プロファイル設定は次のようにします。Fcitx公式Wiki
$ vim ~/.xprofile # コメントアウトした行は入力しない!!
# export GTK_IM_MODULE=fcitx
# export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
以前はコメントアウトした2行も指定しておりました(実際、Steam Deckのデスクトップ環境を日本語化する記事で、そのような記述が散見されます)が、今はうまく動かないので、公式Wikiで書かれているとおり、3つめの環境変数だけ指定します。(X11からWaylandになり変わった?)
ゲーム
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜や8番出口もぬるぬる動いて、良い感じ。ただそれは当たり前で、私にとって大事なのはエロゲ!!
最初はWineを突っ込めばいいのか?と思ったけど、Wineの上位互換(?)であるProtonがインストールされているので、それを使います。
ここではみんな大好きサノバウィッチ(+ 修正パッチ)をインストールしていきます。
1. ソースをマウント
$ sudo mount -t iso9660,user -o loop filename.iso /mnt # ISO化していれば楽ですが、そうでなければディスクをマウント
2. Add a Game
Steamウインドウの左下にある"Add a Game"を押して...

さらに"Add a Non-Steam Game..."を押下。
左下の"Browse..."をポチッとし...

追加するプログラムを選びます。(画像ありません)

後はそのままボタン"Add Selected Programs"を押せばOKです。
3. 設定
このままだと"Play"(起動)できないので、2つ設定をします。
まずは追加したゲーム(インストールプログラム)で右クリックをし、"Properties..."を開いて...
3-1. ロケールの設定
(ほとんどのゲームでは)以下のオプションを指定する必要があります。
LANG=ja_JP.UTF-8 %command%

3-2. Protonの設定
Windowsのプログラム(EXE形式)はそのままでは開けないので、Protonを使う必要があります。

これでインストールする準備は整いました。
4. インストール
"Play"を押し、登録したゲーム(インストーラ)を起動します。

後はお好みで。

5. 後始末
このままだとインストールメディアが起動するだけで遊べないため、再び"Properties..."を開きます。

ここは環境に合わせる必要がありますが、私の場合(サノバウィッチの場合)を示します。
TARGET:
/home/deck/.local/share/Steam/steamapps/compatdata/(10桁の数字)/pfx/drive_c/users/steamuser/Documents/YUZUSOFT/サノバウィッチ/SabbatOfTheWitch.exe
START IN:
/home/deck/.local/share/Steam/steamapps/compatdata/(10桁の数字)/pfx/drive_c/users/steamuser/Documents/YUZUSOFT/サノバウィッチ/
ついでにショートカット名も分かりやすいように直しておきましょう。
パッチを当てるときは、"START IN"(作業フォルダ)はそのままに、"TARGET"だけパッチファイルに変えて実行すればOK。
作業後は"TARGET"を戻すことも忘れずに。
...ということで。

その他
ゲームによっては上記の方法でうまく行ったり、一部を修正するだけでインストールできる場合もあれば、全くできない場合もあろうかと思います。しかし、今回は他のゲームについては触れませんので、悪しからず。
実際、インストールできなかったり、インストールできても起動できないゲームが多く、調べているところです。傾向としてはZIPを展開するだけでなく、仮想マシンpfxにインストールするゲームは動かない率高いです。もしかしたら、展開したファイルが隠しファイル(隠しディレクトリ"/home/deck/.local")に配置されていることが問題で、ホームディレクトリ配下に、例えばGamesディレクトリ"/home/deck/Games"を作成し、そこに配置すれば解決するかも?などと思いつつ、未検証ですw
→ 少なくともぶらばん! + 修正パッチは、これで解決しました。ポイントは、パッチを当ててから(例えば)Gamesディレクトリへ配置すること。インストールはできるけど起動に失敗するパターンは、これで解決できるかもしれません。ただ、さくら、もゆ。 + 修正パッチのように、そもそもインストールに失敗するケースは、別の戦略が必要です。
直接は関係しませんが、過去記事も参考にしていただければ幸いです。
まとめ
Windowsマシンと違ってなかなか制約のあるマシン(やはり動画関係は弱そう)ですが、Linux好きもそうでない人も、やりたいゲームがあるなら悪くない選択だと思います。(適当w)
あ、でも、やっぱり高いかな?
なお、この記事もSteam Deckで執筆しています。
誰かのご参考になれば幸いです。
Debian GNU/LinuxのKVM/QEMU上にWindows 11をインストール
要約
Debian 13 TrixieをホストOSとし、KVM/QEMU上にWindows 11をインストールします。
はじめに
Debianで使える仮想化ソフトはVirtualBoxやVMwareなど多数ありますが、最低限の機能があり、システムへの負荷が軽い(速い)とされるKVM/QEMUを使用します。VirtualBoxから乗り換えた方の参考記事。
インストールは公式Wikiの通りで大丈夫ですが、以下のサイトも参考になります。
インストール
まずQEMUとVirtual Machine Manager(GUI管理ツール)をインストールします。
$ sudo apt install qemu-system libvirt-daemon-system virt-manager # GUIツールもインストール
$ sudo usermod -aG libvirt username # ユーザーが管理できるように
$ virsh --connect=qemu:///system net-start default # ネットワークを起動(これをしないと、VMを起動できない)
$ virsh --connect=qemu:///system net-autostart default # 逐一上記コマンドでネットワーク起動するのが面倒な場合
あとは、Virtual Machine Managerを起動してガイダンスに従い、Windows 11のインストールを進めるだけです(適当w)
なお、何も設定しないと遅いマシンになるようなので、検証できましたらゲストインストールについても詳しく書きます。
まとめ
MacBook Air 11 inch Early 2015のDebian 13 Trixieをホストとし、KVM/QEMU上にWindows 11 25H2をインストールしました。(MBAに直接インストールはできないようです、多分。)
【朗報】LinuxにおけるGoogle Chromeでの日本語入力について【感涙】
要約
Linux環境においてGoogle Chromeで日本語入力ができなくなっていましたが、最新のアップデート144.0.7559.59-1が配信され、日本語入力が可能となりました!!!
経緯
Debian 12 Bookwormを使っていたときや、Arch Linuxを入れた最初の頃はFcitx & Mozcで日本語入力できていたのですが、いつからかIMEが利かず、日本語入力ができなくなっていました。
こんな記事↓もあったのですが、私の環境では該当するフラグが見つからず、上手くいきませんでした。(確か)IBusやuimあたりも試したんですけどね…
そこで、Google Chromeを使うときはKate等で日本語入力してからコピペ、という手間をかけていました。(素直にFirefox使えw)
そんな涙ぐましい努力(無駄な努力w)をしてきた訳ですが、今回ついに、それらから開放されることになりました。ヒャッホー!!!
ということで、記念にカキコ(古っ)
まとめ
いつかまた日本語入力できなくなるかもしれないけれど、Googleさん、期待していますからね!
Debian GNU/Linuxへ乗り換えました
要約
MacBook Air 11 inch Early 2015にはArch Linuxを入れていましたが、MacBook Air 13 inch Early 2014とともにDebian GNU/Linux 13 Trixieにしました。
理由
そもそもArch Linuxを入れた理由は、ローリングリリースに憧れを持っていたことと、公式Wikiのドキュメントが充実していることでした。
実際、音楽やゲームを楽しむ目的は達成でき、毎日使っていました。
でも、私がよく使うアプリケーション(MOCやFcitx)がAURになり、更新に手間がかかるようになりました。
というのも、MOCやFcitxは更新頻度が低いのでまだいいのですが、ChromeやZoomなどは更新頻度が高く、それらをyay -Syuで更新するときって、必ず固まるんですよね。
だから、どのパッケージが更新対象かを確認して、いちいちyay -Sで再インストールする、という手順を踏まないといけない。
うまく回避する方法があるのかもしれないけれど、ざっと検索した限りでは有効な策がありませんでした。
yay以外のヘルパーを使えばいいのかもしれないけど、そこまで最新のパッケージを追う必要性を感じなくなっていたこともあり、使い慣れたDebianに戻ってきた次第です。
課題
Arch Linuxではそこそこ遊べていたWineを介してのエロゲですが、DebianではうまくEXEを起動できませんでした。
ただこれについて、Wineでは動画周りが弱かったこともあり、KVM/QEMUにWindows 11を入れる、という方向で落ち着きそうです。
ま、エミュレートするにはスペック不足で、結局動画はコマ落ちしがちなのですがw、私が遊ぶのは基本的にノベルゲーなので、出先でさくっと遊ぶには不満がありません。
そのあたりは金銭的に余裕が出てPCを組めるようになったら改善するのか、楽しみです。
仮想化については、別記事を書こうと思います。
まとめ
また戻るかもしれないけれど、Arch Linuxから卒業しました。
追記
アクセス解析すると(母数は少ないけどw)、Arch Linux関連の記事へのアクセスが多いんですね。ゲストOSとしてインストールしようかな…
再追記(22.Jun.'26)
yay -Syuは危険だから使うな、というドキュメントがどこかに転がっていた(Arch Wikiだったかな?)気がするのですが、yay公式でも紹介されているし、検証できず。
ま、皆さんよくマニュアルを読んでから使いましょうw
Arch Linux AURアップデート時の共有ライブラリのロードエラーを解決
要約
本日アップデートしたときに、共有ライブラリのロードエラーが出て止まったので、解決しました。
状況
yay -Syuしたところ、下記のロードエラーで更新できず。
$ yay -Syu
yay: error while loading shared libraries: libalpm.so.15: cannot open shared object file: No such file or directory
Google先生に聞いたところ、タイムリーな記事(こちらも)がありました。どうやら、pacmanのアップデートの影響で、yayのリビルドが必要、とのこと。(よーわからん)
ま、以下のとおりyayをリビルドすれば直ります。
$ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git # お好みの作業ディレクトリで
$ cd yay && makepkg -si
$ yay -Syu
ということで、無事更新できました。
まとめ
yayを再インストールすることで、アップデートできました。
Linuxで巨大なZipファイルを展開する
要約
unzipコマンドで巨大なZipファイルを展開します。
経緯
初めてqobuzでハイレゾ音源を買ったのですが、アルバムをダウンロードしたら10Gを超える巨大なZipファイル。大丈夫かな、と思いつつunzipしたら、やっぱりダメだった…
こんな感じ↓
$ unzip Archive.zip
(前略)
error: invalid zip file with overlapped components (possible zip bomb)
To unzip the file anyway, rerun the command with UNZIP_DISABLE_ZIPBOMB_DETECTION=TRUE environment variable
解決方法
エラーメッセージに答えが書いてありますが、UNZIP_DISABLE_ZIPBOMB_DETECTION=TRUEオプションをつければOK(参考)
$ UNZIP_DISABLE_ZIPBOMB_DETECTION=TRUE unzip Archive.zip
無事に展開できました。
もともと脆弱性対策として組み込まれているZip Bomb検出機能なので、オプションをexportするのはやめましょう。
まとめ
unzipコマンドで巨大なZipファイルを展開しました。
Linux(KDE Plasma)で楽譜作成
要約
Arch LinuxとDebian GNU/LinuxでMuseScore Studioを使えるようにします。
補足
以前こちらの記事 を書きましたが、勘違いがあったため書き直したものです。
(元記事は残しておきます。)
最新版
$ mkdir ~/AppImage && mv ~/Downloads/MuseScore-Studio-*-x86_64.AppImage ~/AppImage # ホームディレクトリ直下にAppImageディレクトリを作成し、プログラムを配置する。
$ cd ~/AppImage
$ chmod +x MuseScore-Studio-*-x86_64.AppImage # 実行権限を付与する。
特にインストールせず、このままパッケージを使えばOKです。(アイコンのダブルクリックで使えます。)
スタートアップメニューへの登録
このままでもいいのですが、メニューへ登録しておくと、検索できて何かと便利です。
$ kmenuedit &
"Multimedia"あたりに登録します。

アプリケーションのアイコンですが、AppImageを展開することで得られます。
$ cd ~/AppImage && ./MuseScore-Studio-*-x86_64.AppImage --appimage-extract # パッケージを展開
$ ls squashfs-root/mscore4portable.png
ちなみに、この方法で作成したショートカットはタスクバーにピン留めできません。
うまいやり方ありませんか?(他力本願)
なお、メニューの日本語化は可能ですが、日本語入力はできません。(コピペとかならできる。)
どうしても日本語ネイティブな環境が欲しい場合は公式パッケージを使いましょう。
ただし、(特にDebian公式パッケージはとても)古いです。
Arch公式パッケージ
$ sudo pacman -S musescore
バージョンは古く、アプリケーションを開くと最新版ダウンロード(AppImage)を勧められます。パッケージ管理の意味よw
ただ、こちらは日本語入力可能です。
Debian公式パッケージ
$ sudo apt install musescore
バージョンはとても古いです。(記事執筆時点で最新のv4.6.4に対し、v2系です。)せめてv4系になりません?
ただし、こちらも日本語(ry
まとめ
MuseScore Studioを使えるようにしました。
公式パッケージはバーションが古く、結局最新版ダウンロードを勧められるのですが、もちろんスキップできます。なにより日本語入力可能だし、管理のしやすさもメリット。日本語入力に拘らず最新版が良いなら、AppImage版を使いましょう。
なお、後方互換性はありますが、一度最新版で編集すると、旧バージョンでは開けなくなるため、注意してください。
ま、このあたりはお好みで。